建築実績ギャラリー
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九州大学(伊都)ウェスト1号館(理学系総合研究棟)
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教育施設
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教育施設
崇城大学D号館(SoLa HALL・SoLa Café)
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教育施設
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高齢者福祉施設
熊本電気ビル・グランガーデン熊本
文化交流施設
九州電力薩摩川内複合施設センノオト
共同住宅
クラシオン小笹山手3番館
「最先端の機能」と「人への優しさ」を備えた九州とアジア太平洋とのビジネス交流拠点九州の活性化と経済発展に寄与するビジネス拠点となることを目的に開発された。6~13階に事務室を配し、4階に約500名を収容する多目的ホール、3階にカンファレンス、ビジネスライブラリーなど高度な機能を備えている。地上のオープンスペースは街並みに対して空間の広がりを創出しながら、賑わいを演出する場としてしつらえた。環境対策ソリューションとして、屋上緑化、節水システム、クール・ヒートチューブ、太陽光発電、ルーバーによる日射抑制と自然光利用などを採用している。
日本建築学会 JIA特別賞 建築九州賞
日本照明学会 照明普及賞
日本政策投資銀行 DBJ Green Building 認証 「最高ランク」
CASBEE 福岡 「Sランク」
この社屋は、「電気エネルギー利用技術の向上を通して地域とともに社会の発展に貢献します」との協会の基本理念に基づき、協会が目指す将来像の実現に向け、本社のスリム化や業務処理の集中化及び技術研究開発・事業開発を行う体制構築を可能とするとともに、大規模な地震発生時においても事業継続が可能な安全性、信頼性を備え、災害対策の拠点となる機能を発揮する施設として計画された。 設計における基本的な考え方を、(1) 人にやさしい施設、(2) 企業アイデンティティ (CI) の表現、(3) 経済性、環境面に優れた施設づくりとし、快適な執務環境とゆとりのある共用部、安全性・信頼性の確保、環境への配慮、フレキシビリティの確保を実現している。
高度なセキュリティと免震構造による高い信頼性を備えたデータセンタービルである。「止まらない」、「進化、拡張し続ける」、「高効率、高性能な」、「人に配慮した」データセンターを目標に掲げ、情報通信事業者のネットワーク機能の中枢を担う施設として計画された。
「マルチメディア時代に対応するコンテンツ製作工場をつくる」を基本コンセプトに掲げ、施設の安全性、機能性を追及したTV放送局である。将来の技術革新や環境、社会のニーズに柔軟に対応できる機能を有し、地域のシンボル的存在として社会に貢献する施設を目指した。
本計画は、市内各所に分散し老朽化が進んでいた国の官署を移転・集約し、大規模地震発生時にも官庁施設がその機能を十分に発揮し、防災拠点としても機能することを目的とし、PFI事業として実施された。施設整備コンセプトを以下のように設定した。
①「地域整備との調和」:「熊本らしさ」の表現。
②「人にやさしい建築」:オフィスアメニティの向上。
③「環境にやさしい建築」:徹底したLCCO2の削減。
上部構造は、柱にコンクリート充填鋼管構造(CFT構造)を採用し、コア部に設置するブレースは、圧縮力が作用しても座屈による耐力低下が生じず、優れたエネルギー吸収効果が見込まれる「座屈防止型ブレース」を採用した。
本施設は、市民への保健福祉行政サービスの充実を図るため計画された、保健所、保健福祉センター、こども総合相談室、こども発達支援センターなどが入居する行政庁舎である。周辺環境との調和を図るため、屋上緑化や壁面緑化を積極的に行い、環境にやさしい「森の都」にふさわしい外観とした。また、将来的に変化するサービスに対応するため、間取り・設備の変更にも柔軟に対応できるよう約1,200㎡の無柱空間とゆとりある階高設定によりフレキシビリティのある施設構成とした。防災、防犯、プライバシー保護、ユニバーサルデザインに十分配慮し、誰もが快適に利用できる安全・安心な施設づくりを行った。
このセンターは大分市場地区の市行政サービス窓口(支所)として、また、地域福祉保健センターやコミュニティゾーンが設置された地域住民の交流・活動の拠点となる複合的公共施設であり、PFI法の下で総合市民行政センター整備事業として建設された。
建設地は大分市を南北に流れる大野山、その河口の工業地帯や動崎公園を望み、間近には大木に園まれた鶴崎神社やその周辺に石垣が続き、古くは交易の盛んな船着場であった歴史を物語っている。
設計に当っては、このような周辺環境や歴史的な情景を意識したデザインを盛り込み、市民が親しみをもち、地域コミュニティのコア・地域のランドマークとなることをテーマとして計画を進めた。ファサードは船着場の入船を迎える情景をイメージした石垣やデッキを兼ねた大きな庇、建物外周を包む庇と木彫縦格子の伝統的なデザインや色合いで構成して、懐かしさや親しみをもてる表情としている。建物中央はハイサイドとトップから採光するアトリウムとして、その空間に縦動線となる階段とエレベーターや各階の回廊状廊下とそれに続く各諸室を配置しており、1階の市民ホールや各階の開放感、各諸室へのアクセスのし易さ、また、市民交流や活動を誘発させる明るくて楽しい内部空間を目指した。回廊に続く2階デッキ空間は喫茶、図書館、団体活動室と連続させ、また、屋上庭園越しに周辺を一望できる4階の市民ラウンジは市民の憩いや賑いの場として、鶴崎の歴史を感じとれる場として配置している。
こどもルーム、調理実習室、地域保健福祉センターの各諸室を複合設置するなど、市行政の支所として他に例の少ないケースもあり、サービスの内容や機能性について大分市関係者との協議を重ね、合意した内容を設計・施工に反映させた。
このセンターは、大分市鶴崎市民行政センターと同時期に同じ目的で大分市積田地区に総合市民行政センター整備事業としてPFI法の下で建設された。
建設地は、近景として雪山の山並みや、遠くは由布岳を拝し、その由布岳を源として大分平野を潤してきた大分川と、由布院、日田を経て久留米に続く豊後街道(国道210号線)の沿線で開けてきた大分市の西部にあり、周辺は大分市のベットタウンとして急速に人口が増加し、大規模商業施設が集積し始めた新たな都市拠点として発展している。
設計に当っては、植田地区の広がり感のあるランドスケープに応じ、伸びやかで水平的な形態や、また、地域住民の交流の場・地域文化育成の場をテーマとして計画を進めた。
霊山や広々とした駐車場を望むファサードは伸びやかさを強調した白い庭と、ガラスや影が織り成すコントラストで構成して、広がり感とやすらぎのある表情としている。
各議室の設置については鶴崎市民行政センターと同様の配慮をして進めたが、建物中央の市民ホールは、明るくゆとりのあるアトリウム、その周りを客席的に見立てた階段、回廊状廊下やテラスで構成することで劇場的な空間として、市民のさまざまな文化活動・育成の場としても活用できる空間を目指した。
日本PFI協会PFI特別賞(地城完結型PFI)賞受賞
本業務は、財務省福岡財務支局が主体となり公務員用の宿舎の整備をPFI方式にて行ったものである。設計の基本方針を、「快適性・利便性」「安全・安心」「高品質」「周辺環境との調和」「自然環境への配慮」とした。周辺環境に配慮して、壁面後退や高層部のセットバックにより、建物のボリューム感を抑えた形状とした。敷地の外周部緑化(グリーンベルト)により、敷地内外の環境向上および風害の低減を図った。
『うれしの茶の歴史を伝え、未来へつなげるまちの情報発信拠点』嬉野市の中心部に計画された、市の基幹産業であるうれしの茶をPRするための集会場兼展示施設である。茶業関係者の研修を行う研修室、茶揉み体験・茶染め体験などができる体験室、古い茶道具や茶の木栽培の農耕具などの展示を通して、うれしの茶の歴史と製造工程を学ぶことのできる展示室などから構成されている。展示室では、うれしの茶の他、様々な産地のお茶を試飲することができる喫茶スペースが計画されているほか、茶摘み体験ができる茶畑も隣接敷地に整備される計画である。山肌に沿ってうねるように整えられる茶畑を背景に、柔らかく広がる燻し銀色の曲面屋根と、その屋根に包まれたスギ羽目板貼のヴォリュームが、周辺環境に馴染む景観形成を行っている。
九州大学ウェスト1号館(理学系総合研究棟)は、九州大学マスタープラン2001における定義をもとに計画された。デザイン主旨として、1)隣接する工学系地区(ウェスト2号館)、大学の玄関であるセンター地区(全学教育棟)との調和に配慮すること、2)センター地区からウェストゾーンに至る最初の棟となるので、大学の精神である“センター・オブ・エクセレンス”としての威厳と知の象徴としての表情を作り上げることをコンセプトとした。建物は6つの大きなクラスターで分割、雁行配置としスケールダウンを行った。さらに、共用施設の低層部、教室群の中層部、スカイラインを形成する上層部の3層構成にて、ヒューマンスケールをつくり出している。キャンパス全体の自然、生態系の保存を実現させるランドスケープ、ゼロカーボン等、周囲の豊かな自然環境へ及ぼす影響を抑制する計画としている。
九州大学馬出キャンパスに建つ薬学部の先端研究・教育施設で、1階に国内外の研究者を受け入れるライブラリーを、2~5階に講義室、研究室、クリーンルーム、動物飼育室、実験室などを配しながら、将来の教育環境の変化にもフレキシブルに対応できる計画とした。基本コンセプトを、「人目線のデザインによる、人のための建築」、「自然と共生する本物の素材感をもった建築」とし、長寿命で誰にでも使いやすく、快適で、実験施設の要求条件を十分に満足した、省エネルギーでメンテナンス性に優れた施設づくりを行った。また、研究者間の交流の促進を図るため、印象に残る設えを心がけた。環境負荷低減対策として、外壁遮光ルーバー及び庇の設置、地元産木材の積極的利用、太陽光発電システム、エコマテリアル、Low-eガラスなどを採用した。
本施設は、職業に必要な労働者の能力を開発し及び向上させ、職業の安定と労働者の地位の向上を図るとともに、経済及び社会の発展に寄与することを目的とする職業能力開発促進法に基づき設置された公共職業能力開発施設で、当社が建替え基本計画を行った後、設計プロポーザルにより当社JVが設計業務を受注した。建替えの基本的な考え方を、(1)訓練生のための施設、(2)経済性、環境面に優れた施設、(3)地域に溶け込んだ施設と定め、『ものづくり』分野を中心とした職業訓練を実施することで、職業人として必要な知識・技能の習得を目指し、地域社会に貢献できる技能者の育成を行う施設づくりを行った。デザインコンセプトを、「知識(Academy)、技術(Factory)、実践(WorkSite)の統合を象徴する建築デザイン」とし、力強さと繊細さを兼備したグリッドデザイン、どこからでもそれと分かる顔づくり、ものづくり精神を継承するためのしかけを行うことで、利用者のみならず地域の方にも末永く愛される建物づくりを目指した。福岡県の伝統工芸である博多曲げ物をモチーフとした、福岡県産材のルーバーを外観上のアピールポイントとしている。
第五回福岡県木造・木質化建築賞 奨励賞
豊かな学生生活を支援する福利厚生の充実と、大学の目指す新しい教育の実現を目的とした、キャンパスの中心に位置する大学施設である。
1階のカフェ・食堂からは、開放的なガラス越しに既存の憩いの広場を見渡すことができ、日々の集いの時間を楽しく過ごせる空間づくりを行った。2階は、社会で活躍する力を育成する「アクティブ・ラーニング」を実践する場となっている。3階には大講義室を設け、講演のほか各種のイベントにも利用されることを想定している。これらのさまざまな空間とそこで行われる活動を、ガラスの曲面でやさしくつつみこむような建物構成を意図した。周りの風景を映しこみ溶け込みながら、学生たちに愛着をもって利用されるシンボルとなることを目指した。
本計画は、生徒の資質を育てる豊かな教育環境を整えるため、2つの中学校を統合し、廃校となった専門学校の敷地に新たな学校を整備したものである。旧専門学校校舎を教室棟として改修し、隣接して体育館やプールを新築することで、新たな中学校へのリノベーションを実現させた。体育館棟は、北面に大きなガラス面を設けることで、小高い丘に位置する敷地からの眺望を活かすとともに、外面には空を映し込む景観を形成している。明るく開放的な『空の見える体育館』は、北側からの安定した自然光を採り入れながら、木質系の材料を多く用いることで、温かみのある空間づくりを行った。外観は、シンプルなボリュームの集合体とすることで、落ち着いた印象を与え、周辺環境へ馴染む計画としている。安全対策の強化や、新校の校名公募など、町全体で取り組む "まちの施設" としての環境整備が実践された。
生涯学習や地域住民に開かれた学校づくり
災害時に強く、地域との連携が行いやすい施設づくりを目指し、グラウンド整備、屋内運動場整備、銃剣道場整備を計画した。
運動が盛んな学校としての施設整備をテーマにグラウンドの最大限化や段差敷地のバリアフリー化を行った。
また、楽しくなる学習環境の整備を目標とし、多目的教室、中庭などのサブ領域の整備、特別教室、図書室等を計画した。
九電グループが運営する、快適性と安全性を備えた福岡におけるフラッグシップとしての高齢者向けマンションである。
「都会の真ん中に居を構え、いつも時代の刺激を感じながら、便利さと安心に囲まれて暮らす」のコンセプトのもと、4つの視点から設計への具現化を行った。
① 街づくり
土地の歴史性と景観の考慮、地域・入居者のコミュニケーションの創造
② 棲家づくり
生活空間としての共用部の充実、住みやすく使いやすい家、やすらぎと憩い
③ アクティブシニア
エレガント性、ブランド・ステータス性、学び・文化・健康
④ 環境貢献
自然環境の保存、環境負荷の低減、ライフサイクルコストを視野に入れた計画
九電グループが運営する介護付き有料老人ホームである。熊本城を望むロケーションに、暮らしの利便性と自然の安らぎを兼ね備えた特別な環境を提供している。
九州電力薩摩川内複合施設センノオトは、2024年4月時点で木造建築物として国内最大規模の『ZEB』(ゼロ・エネルギー・ビル)認証を取得した建築物であり、自然環境と調和した建築として計画されている。