CIVIL ENGINEERING
土木


解析
耐震環境シミュレーション

近年巨大地震やゲリラ豪雨の頻発による安全安心に対する社会的欲求や環境意識の高まり等により、事業を計画、評価する上で、数値シミュレーションに対する期待が以前にもまして高まっています。
我々のグループはシミュレーション技術を用いて土木分野の様々な問題解決に取り組んでいます.例を挙げれば、構造系では、原子力発電所土木構造物やダムの耐震性評価、地下空洞の安定問題、有効応力解析による液状化評価、コンクリート構造物の性能設計等、水理系では地下水流動、津浪解析等、その他、GISを用いたシステム開発等です。これらのシミュレーション技術を駆使し、土木設備の建設や維持管理に貢献します。

重力式ダムの加速度コンタ

耐震

01
ダムの耐震性能照査
02
火力・原子力発電所
屋外重要土木構造物の
耐震性評価
03
津波シミュレーションによる防災検討
04
サイト特性を考慮した地震動評価

地盤・構造

01
土木構造物の基礎地盤安定性評価
02
軟弱地盤の圧密沈下解析
03
大規模地下空洞の安定性評価
04
マスコンクリートの温度応力解析

地下水流動

01
地下水保全対策検討
02
地下水流動解析による周辺への
影響評価
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土壌・地下水環境調査と汚染対策調査

土壌・地下水環境調査と汚染対策業務の紹介

私たちの暮らしを取り巻く環境は、様々な生命・水・大気から成り立っていると考えられがちでした。ところが、意外にも足もとの大地については土や岩それ自体が本来持っている有毒性や人間活動による汚染によって、私たちの命の営みを脅かしている場合があると気づきませんでした。最近になって、人々が直面したいろいろな汚染問題が、実は土壌の汚染と真剣に取り組まないと解決できないということがわかってきました。地下水は土壌に育まれ、大気は土壌からもたちのぼって行くからです。特に、利用できる平地面積の少ない日本では、土地が汚染しているからといって、汚染をそのままにしてどこか全く別の土地を求めることはそう簡単なことではありません。
このような危機感を背景にして、平成15年度から土壌汚染対策法じまりました。西日本技術開発(株)は、九州電力グループが施行され大地の汚染浄化に対する真正面からの取組がはの主要な環境コンサルタントとして、30年以上前から環境リスクに取り組んできました。土壌環境についても経験豊富な様々な分野のスタッフが、住むための土地・生産するための土地そして生命のための土地とはどうあるべきかについて長い間携わってきた実績があります。



土壌汚染調査とは

  • 土壌汚染対策法の施行を背景に、宅地・工場用地あるいは農用地等の汚染評価に関するニーズが高まり、不動産売買に汚染評価が行われています。
  • 汚染原因者または土地の所有者が土壌汚染調査を行います。
  • 土壌が汚染され、浄化を行わないまま放置すると指定区域として台帳に記載・閲覧されます。
  • 台帳に記載された汚染区域は土地の形質を変更することが制限されます。

技術開発

可搬型蛍光X線分析装置を利用した迅速土壌スクリーニング

システム構造

  • 液化窒素不要の検出器搭載で、ヘッドも約5kgと軽量なため、どこへでも持ち運びができ、その場で試料の定性・定量分析が可能です。
  • 試料の測定箇所はCCDカメラによりパソコンのモニターで確認する事が出来ます。
    (九州電力(株)総合研究所・九電産業(株))

分析技術

オンサイドガス分析

  • 土壌ガス分析については、小型軽量の可搬タイプのガスクロマトグラフの採用により、フィールドでの捕集分析、データ処理が簡単に出来ます。
  • 迅速に結果が判明するため、臨機応変な対応が可能となります。(九電産業(株))


安定同位体比分析

  • 水質、大気・ガス、鉱物・岩石等の水素・酸素・炭素・窒素・硫黄等の安定同位体比分析を行っています。
  • この分析により物質の起源や挙動の推定、物質間の平衡温度の推定ができます。(九電産業(株))

GIS技術

01
環境影響を評価した施設の地点選定
02
施設・構造物の地震リスク評価
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地盤環境への地理情報システム(GIS)の応用

GISとは

  • 地理情報システム(GIS)は異なる種類の空間的な情報(例えば、地形、地質、道路、河川、植生、社会・経済情報等)を統括して、管理及び解析するツールです。
  • 地盤環境分野においては、GISの解析機能と数値解析(地下水解析や地盤沈下解析等)との組み合わせによって、付加価値の高い分析を行うことが可能です。
  • 衛星データを活用し、より広範囲的な空間情報の利用と解析が可能です。
  • 種々の貞応を統合分析し意志決定を支援します。
  • 強力なプレゼンテーションツールとしても利用できます。

空間的な情報

衛星データ
地形
河川
土地利用

数値解析

地下水解析
地盤沈下解析
洪水氾濫解析
水質解析
斜面安定解析

GIS

  • データベースの構築
  • 数値解析とのカップリング
  • 意志決定の支援
  • プレゼンテーション

GIS概念


応用事例


他の建設分野へのGISの応用

建設分野におけるGISの応用例としては下記のものが挙げられます。


  • 立地計画・ルート選定(発電所、廃棄物最終処分場、送電線路、道路)
  • 環境アセスメントと環境保全対策(水質汚濁、騒音、振動、大気汚染、地盤沈下など)
  • 防災システム(地震、火山、洪水、地滑りなど)
  • 流域管理(流出解析、氾濫解析など)
  • 都市および地域計画
  • 管理分析システム(上・下水道、ガス、C.C.BOX、道路、ダム、公園など
  • 土地利用計画
  • 衛星データを利用した解析(崩壊地の抽出、土砂流出、被覆状況の把握など)

その他

01
敷地造成・基礎掘削時の発破振動解析