代表的なプロジェクト

world map コスタリカ実績 キューバ実積 ニカラグア実績 メキシコ実積 ボリビア実績 コロンビア実積 ペルー実績 インドネシア実積 ルワンダ実積 マラウイ実積 インド実績 エチオピア実績 タンザニア実績 ケニア実績

インドネシア共和国

インドネシアの地図

地熱 - インドネシア共和国

インドネシア国地熱開発における中長期的な促進制度設計支援プロジェクト

本案件では、インドネシア政府による中長期的な地熱開発モデルの確立及び地熱開発に係る技術移転を通じた地熱資源開発能力の強化によって、インドネシアの地熱開発の促進を支援することを目的として以下の業務を行いました。

  • 地熱データの有効活用や地熱利用策などの地熱開発促進に係るエネルギー鉱物資源省の能力向上を図るための活動
    • 地熱開発目標の分析と提案
    • 地熱開発事業に係るコスト構造分析能力の強化
    • 地熱発電事業の入札プロセスのレビュー
    • 地熱の直接利用に係る政策の提案
    • 工業団地のおける地熱エネルギー利用に関する調査
    • 小規模地熱発電の活用検討およびコスト便益分析
  • 財務省の試掘ファンド運用能力の強化を図るための活動
    • 試掘井掘削の準備作業の支援
    • 詳細調査及び試掘井掘削の支援
    • ファンドのコスト回収管理の支援
  • 地質庁の地熱資源探査能力の向上を図る活動
    • 地熱資源の特徴とポテンシャル、環境保全およびプロジェクトの経済性を考慮し、地熱資源探査計画を立案する能力の向上
    • 地熱資源調査(地表探査)を実施する能力の向上
    • 試掘井調査(ターゲッティング、掘削、検層、噴出試験)を行う能力の向上
    • 総合的な解釈、モデリング、地熱資源ポテンシャル評価を行う能力の向上
    • 試掘井の維持管理及び技術的モニタリングを行う能力の向上
    • 地熱開発に係るデータベースの更新を行う能力の向上

地熱 - インドネシア共和国

カモジャン・フルライス地熱発電事業における資源量評価支援調査

本業務は、試掘の成果を反映したより詳細な地熱資源量の評価を行うことで、カモジャンおよびフルライスの両地熱発電事業の実現に向けて、地熱資源開発部分に係る具体的な提言を行うことを目的としました。当社が実施した業務は以下の通りです。

  • プロジェクトの背景と必要性、電力需給状況の確認
  • 地熱資源開発に関する検討
  • 利用可能なデータの収集とレビュー、および不足しているデータと情報確認
  • 地熱資源調査
  • 地熱資源評価
  • 坑井の掘削計画
  • 地熱資源開発シナリオのレビュー
  • 発電所の概念設計のレビュー

地熱 - インドネシア共和国

サルーラ地熱プロジェクト

2006年8月にメドコ-オーマット-伊藤忠共同事業体は、サルーラ地熱地帯において340MWの開発権を取得し、共同事業体はエリア内の2地点にNamora-I-Langit (NIL. 200MW)、Silangkitang (SIL, 100MW)の計300MWの地熱発電設備の建設運営を実施することを決定しました。九州電力はこのプロジェクトに関心を示し、2007年10月に本事業に参加することとなりました。オーナズエンジニアとなった当社は、プロジェクトをサポートするため次の4段階の計画を提案しました。

  • 第1段階:資源および発電設備に関する包括的な開発及び建設計画の策定
  • 第2段階:詳細設計の実施及び契約の交渉におけるコンソーシアムを支援
  • 第3段階:蒸気開発及び発電設備の建設から試運転までのアドバイス
  • 第4段階:地熱貯留層の管理に関するアドバイス
  • 当社が実施した業務内容は以下の通りです。

  • 既存生産井データのレビュー
  • 貯留層数値モデルの構築
  • 資源量評価及び最適な開発計画策定のための貯留層シミュレーション
  • 新規300MWバイナリーサイクル地熱発電の予備的調査
  • プロジェクト実施検討及びプロジェクトコスト評価
  • 環境影響評価のための技術サポート
  • オーマットの図面及び設計書のチェック及びレビュー
  • アクセス道路及び橋などのインフラ図面のチェック及びレビュー
  • 既存生産井の試験計画及び監理
  • バイナリー発電所のEPC契約の技術仕様の作成サポート 等
建設現場の全景、冷却塔と55MW発電ユニットの設置
(写真:西日本技術開発)

地熱 - インドネシア共和国

ウルブル地熱発電プロジェクト

当社は単一パッケージ、フルターンキー、国際競争入札によるウルブル地熱発電所(2 x 55MW)及び変電所建設と関連送電線の新設のコンサルティングサービスを実施しました。

当社が実施したコンサルティングサービス

  • 【建設前段階】
    • 地熱貯留層評価
    • P/Q作成、P/Q補助
    • 入札書類作成、入札助成、入札評価、
    • 契約交渉助成
  • 【建設段階】
    • プロジェクト管理
    • 設計監理
    • 工事監理
    • 試運転
    • 運転・保守指導
    • 環境管理助勢
    • 技術移転(マネージメント,O&M)
  • 【発電所施工後】
    • 地地熱発電所完工後1年目の初回開放点検(First Year Inspection)立会
    • 地熱貯留層評価の更新
PT PLN技術者に操作と保守に関する技術移転を行う様子
(写真:西日本技術開発)

地熱 - インドネシア共和国

ラヘンドンⅡ地熱発電プロジェクト

当社が実施した業務

  • PERTAMINA の地熱資源調査のレビュー
  • P/Qの作成と評価
  • 概念設計と入札の作成
  • 入札の評価、契約交渉の支援
  • メーカーの設計と図面のレビュー
  • 機材および機器の製造中の監修
  • 施工監理
  • 試運転及び運開の支援
  • 受渡の承認及び最終承認の発行の推奨と開始
  • 施工後のサービス
  • PLNへの技術移転
  • 環境モニタリング
 

コスタリカ共和国

コスタリカの地図

地熱 - コスタリカ共和国

ボリンケンI地熱コンサル業務

本案件ではボリンケン I 地熱発電所 (55MW) の建設を効率的かつ適切に実施するために、以下のコンサルティング業務を実施しています。

  • 地熱貯留層の開発段階における技術的助言
    • ICE によって作成された地熱貯留層の概念モデルの検証
    • ボリンケン地熱の数値モデルのシミュレーションの実施に関する ICE への技術的助言
    • 地熱資源開発戦略の技術的助言と検証
  • 発電所の電気機械設備の入札プロセスに関する技術的助言
    • ICE によって作成された概念設計のレビュー
    • 地熱プラント工学の最新の進歩における能力構築
    • 潜在的な EPC 請負業者の入札の技術評価の実施を通じて ICE に助言し、入札技術評価報告書に同意を発行
    • 潜在的な EPC 請負業者からの財務オファーの評価について ICE に助言し、財務評価レポートに同意を発行
  • コントラクターの発電所設計の修正
    • EPC 請負業者の詳細設計の承認プロセスについて ICE の要求に応じて技術的なアドバイスを提供
    • 主主要機器の工場受け入れテストにおける ICE エンジニアの技術サポート
  • ICE から JICA への四半期ごとの進捗報告および定期的な工事現場検査を通じて、建設工事の進捗を監督
    • 蒸気パイプラインの設置、分離ステーション、発電所、送電線工事に関する改訂と勧告。コスト見積もりのレビュー
    • 現場の労働安全衛生、プロジェクト スケジュール、作業期間、建設スケジュールのクリティカル パスを確認・推奨
  • EPC 請負業者によって行われる発電所の試運転試験の立会
    • テテスト手順のレビューを含む試運転テストのサイトでの ICE への技術サポート
    • テストのための手順、計装、および機器のレビューと検証

地熱 - コスタリカ共和国

ラスパイラスⅡ地熱コンサル業務

本案件では、ラスパイラスII地熱発電所(55MW)の建設を効率的かつ適切に実施するために、以下のコンサルティング業務を実施しました。

  • 貯留層シミュレーションによる地熱資源の評価
  • 発電設備の入札支援
  • 請負業者が提供する発電所の設計を確認
  • 四半期進捗報告書のレビュー、工事の進捗状況確認
  • 年に1回以上プロジェクトサイトを訪問し、工事の進捗状況を確認
  • 発電設備の工場試験、現地試験および試運転の立合
  • 請負業者が実施した性能試験結果の確認・評価

地熱 - コスタリカ共和国

コスタリカ国グアナカステ地熱開発事業協力準備調査

当社は、グアナカステ県内のラスパイラス地域(ラスパイラスII増設計画)とボリンケン地域の2地域において、事業化可能性調査を実施しました。 調査の結果ラスパイラス地域では55MW x 1基の増設、ボリンケン地域では50MW x 2基の地熱発電所の建設が推奨されるとの結論が得られました。

当社が実施した業務は以下の通りです

  • ICE から提供されたデータの分析
  • 地熱概念モデルの構築と貯留層シミュレーション
  • 初期井と補充井の掘削計画
  • 発電所、集合システム、変電所、送電線の概念設計
  • コスト見積と経済/財務分析
  • 調達パッケージの計画
  • ICE が実施した社会環境調査 (EIA) のレビューを行い、JICA の社会環境レビュー プロセスを支援

ルワンダ共和国

ルワンダの地図
イメージ画像1 旧ガソギ変電所
イメージ画像2 新ガソギ変電所
イメージ画像3 変電所内高圧ケーブル布設
イメージ画像4 日本・ルワンダ友好60周年記念式典(ガソギ変電所にて)
イメージ画像5 ガソギ変電所視察会

送配電 - ルワンダ共和国

ルワンダ国第三次変電及び配電網整備計画

これまでJICAはルワンダ電力セクターに対し電力供給の安定化および電化率の向上を目的とした支援を継続してきました。これらの取り組みや他ドナーの支援等により、キガリ市一帯における未改修の変電所はガソギ変電所のみを残すところになりました。
 西日本技術開発はキガリの電力供給強化を目的とし、110kV ガソギ変電所のリプレース工事のため、以下の業務を実施しました。

  • 変電所、開閉所建設に係る基本設計及び現地調査
  • EPC業者入札支援
    • 入札図書の評価
    • 落札者との契約交渉支援
  • 工事監理業務
    • 承認図書類の確認と承認処理
    • 工場試験の立会検査
    • 現地工事監理
    • 現地試験立会

プロジェクトの実施によってキガリ配電容量が増加するとともに、電力品質の改善にも寄与することが出来ました。

イメージ画像1110kV ンデラ変電所全景
イメージ画像2 ルワンダ電力公社視察会
イメージ画像3ルワンダ側への説明協議
イメージ画像4110kVンデラ変電所中央制御室
イメージ画像515kV カブガ開閉所

送配電 - ルワンダ共和国

ルワンダ国第二次変電及び配電網整備計画

ルワンダ国は、2004年に生じた深刻な電力不足後、発電量は増加し、安定しつつあるものの、GDP成長の延びを背景に、首都キガリを中心に急速に電力需要が増加しているが、それに対応するための送配電設備が十分でないため、電力安定供給が不安視されていました。この状況を踏まえ、日本政府はキガリ市内の送配変電設備を無償資金協力として実施することを決定し、ルワンダ国と合意しました。
西日本技術開発はキガリの電力供給強化を目的とし、110kV ンデラ変電所、33kV ムリンディ/カブガ開閉所の新設工事のため、以下の業務を実施しました。

  • 変電所、開閉所建設に係る基本設計及び現地調査
  • EPC業者入札支援
    • 入札図書の評価
    • 落札者との契約交渉支援
  • 工事監理業務
    • 承認図書類の確認と承認処理
    • 工場試験の立会検査
    • 現地工事監理
    • 現地試験立会

プロジェクトの実施によってキガリ配電容量が増加するとともに、電力品質の改善にも寄与することが出来ました。

タンザニア連合共和国

タンザニアの地図
イメージ画像1マスタープランプレゼン資料及び関係者説明会
イメージ画像2 マスタープランプレゼン資料及び関係者説明会
イメージ画像3 マスタープランプレゼン資料及び関係者説明会

電力システム - タンザニア連合共和国

ダルエスサラーム電力システムマスタープラン策定及び全国電力システムマスタープラン更新

タンザニア政府は「電力システムマスタープラン(Power System Master Plan (PSMP)」を2007 年に策定し、それに沿った発電設備の増強や基幹送電線の整備を進めてきました。 (2012年版を更新済み)。しかし、その後、上記マスタープランは更新されず、急激な経済成長に伴う近年の需要増加を十分に反映出来ていない状況にありました。こうしたことから、全国電力システムマスタープラン(2012)の更新、ダルエスサラーム電力システムマスタープランの策定及び更新・策定を通じたTANESCO及びMEM(Ministry of Energy and Mineral)職員のマスタープラン策定能力の向上を目的とした支援が日本政府に要請されました。
西日本技術開発は基礎情報の収集・分析結果を基に、将来の電力設備の開発計画の優先順位、電源の最適構成、IPP構成等を含む電力開発計画の策定を行いました。

イメージ画像1 132kVイララ変電所屋外開閉設備
イメージ画像2 33kVムササニ変電所
イメージ画像3 現地プレス公開風景
イメージ画像4 ジャングワニビーチ変電所屋内開閉設備

送配電 - タンザニア連合共和国

タンザニア国ダルエスサラーム送配電網強化計画準備調査(その2)

本プロジェクトは、タンザニア国最大の都市であるダルエスサラーム市における安定的な電力供給とそのために必要なインフラ整備を実現するため、「ダルエスサラーム送配電網マスタープラン」に基づいて、同市における送配電網設備の整備・拡充を行ったものです。JICA無償資金協力支援のもと西日本技術開発はダルエスサラームの電力供給強化を目的とし、132kV イララ変電所、33kV ムササニ、ムヒンビリ、ジャングワニビーチ、ムワナニャマラ変電所の新設・拡充工事のため、以下の業務を実施しました。

  • 変電所、開閉所建設に係る基本設計及び現地調査
  • 2PC業者入札支援
    • 入札図書の評価
    • 落札者との契約交渉支援
  • 建設段階
    • 工事監理業務
    • 承認図書類の確認と承認処理
    • 工場試験の立会検査
    • 現地工事監理
    • 現地試験立会

ケニア共和国

ケニアの地図
GDCのメネンガイカルデラでの地質学OJTの様子

地熱 - ケニア共和国

ケニア国地熱開発のための能力向上プロジェクト

ケニア政府はより迅速かつ効果的な地熱資源開発を進めるため、地熱開発公社(Geothermal Development Company Ltd.: GDC)を設立したが、技術面での事業リスクを抱えていたことから、地熱開発リスクの軽減のため技術能力の向上プロジェクトを実施することとなりました。
本業務では、GDCが地熱開発に必要な技術面での一連の能力向上を行うことで、GDCが電力事業者(IPP)に対して適切に蒸気供給を行うことができるように、GDCの人材育成を行いました。

当社が実施した能力向上に係る活動は以下の通りです。

  • GDC職員の能力開発に必要な研修プログラムの構築
  • 貯留層の概念モデルの構築や適切な掘削地点を選定する能力の強化
  • 掘削ターゲットを掘り当てる能力の向上
  • 坑井データの解析、貯留層モデルの構築・較正及び貯留層評価能力の向上
  • 蒸気供給者として経済面や環境面から適切な事業計画を策定する能力の向上
  • 地熱エネルギーの多目的利用事業実施に関する能力の向上
  • GDC内部に継続的に研修を実施する体制の構築

地熱 - ケニア共和国

ケニア国オルカリア地熱帯最適化調査

当社はケニア国オルカリア地熱帯における、既存のOlkaria-I発電所(3 x 15MW)およびOlkaria-II発電所(3 x 35MW)に続く、将来の最適開発計画を策定しました。 この結果Olkaria-Iエリアにおける発電設備の増設(Olkaira IAU-4&5 2x70MW)、既存Olkaria-I発電所のリハビリ、およびOlkaria-Domesエリアにおける新規開発(Olkaria IV 2x70MW)が推奨されました。

当社が実施した業務

  • 資源データ(地質、地化学、物理探査、坑井情報)のレビュー
  • 地熱資源データの分析
  • 地熱貯留層モデル構築
  • 地熱貯留層の三次元シミュレーション
  • 既存設備の評価
  • 補充井の掘削計画の検討
  • 開発コストの算定
  • 開発計画の検討
  • 発電設備・地熱流体輸送設備・送電設備の概念設計
  • 経済および財務分析
  • 環境アセスメント

キューバ共和国

キューバの地図
完成予想図

電源 - キューバ共和国

キューバ国青年の島における電力供給改善計画

キューバの電力供給はその80%を輸入石油由来の火力発電に頼っており、電源の多様化による安定的な電力供給が優先的な課題となっています。かかる背景のもと、キューバ政府は同国南西部に位置し、独立系統である青年の島において、再生可能エネルギー導入比率を全国目標より高い30%まで高めることを目指しており、太陽光発電及び蓄電池設備を新たに設置することを目的とした支援を日本政府に要請しました。JICA無償支援のもと西日本技術開発は再生可能エネルギー導入促進に向けた、蓄電池及びEMS(エネルギーマネジメントシステム)新設工事に向け下記業務を実施しています。

  • 蓄電池及びEMS設備導入に向けた基本設計及び現地調査
  • EPC業者入札支援
    • 入札図書の評価
    • 落札者との契約交渉支援
  • 工事監理業務
    • 承認図書類の確認と承認処理
    • 工場試験の立会

マラウイ共和国

マラウイの地図
カネンゴ変電所イメージ図
オールドタウン変電所イメージ図

送配電 - マラウイ共和国

リロングウェ市変電所改修計画

マラウィ共和国の電力設備に関しては、多くの変電所において老朽化による故障が頻発し、また供給能力が既に限界であり、将来の電力需要の増加に送配電設備が対応できないことが見込まれています。特にマラウィの主要産業が集中し、人口増加が進む首都リロングウェ市に電力を供給している変電所ではトラブル発生により周辺地域の停電回数増加を引き起こしており、様々な問題が顕在化しています。JICA無償資金協力支援のもと、西日本技術開発はリロングウェ市の電力供給強化を目的とし、132kV カネンゴ変電所、66kV オールドタウン変電所の増強改修工事のため、以下の業務を実施しています。

  • 変電所、開閉所建設に係る基本設計及び現地調査
  • EPC業者入札支援
    • 入札図書の評価
    • 落札者との契約交渉支援
  • 工事監理業務
    • 承認図書類の確認と承認処理
    • 工場試験の立会検査
    • 現地工事監理
    • 現地試験立会

メキシコ合衆国

メキシコの地図

地熱 - メキシコ合衆国

ドモサンペドロ地熱資源評価のうち概念モデル見直し及び掘削地点選定業務

当社は地熱の概念モデルを見直すことにより、既存の地熱発電所(25 MW)の発電量を増やすため、生産井2本と還元井1本の掘削地点の選定を行いました。

当社が実施した業務

  • 既存の地熱資源情報のレビュー
  • 概念モデルの構築
  • 掘削地点の選定
  • 掘削入札の作成とプロセスの支援
  • 生産井の掘削監理
  • データの統合と概念モデルの更新
  • 数値モデルの構築と貯留層シミュレーション
  • 貯留層管理
  • 既存の 25MW プラントの熱水系統の最適化

エチオピア連邦民主共和国

エチオピアの地図
プラント全景
プラント全景

地熱 - エチオピア連邦民主共和国

エチオピア国坑口地熱発電計画準備調査

エチオピア国は、2010年当時年間総発電電力量の9割以上を水力発電で賄っていましたが、乾季には電力供給が不安定化する問題が生じていました。
西日本技術開発は、水力発電に依存するエチオピア国において、地熱発電開発による電力供給力の強化を目的に、アルトランガノ地域での坑口地熱発電プラント開発のための以下の業務を実施しています。

  • プロジェクトサイト状況調査
    • サイト及びその周辺施設調査、自然条件調査
    • 既設の送電系統、変電設備調査
    • 環境及び社会への影響評価
  • プロジェクト内容の計画策定
    • 坑口地熱発電設備の基本計画
    • 既設送電及び変電設備の改修計画
    • 概略設計図の作成
    • 資機材調達及び施工計画
    • 運用計画
  • 技術支援計画
    • 運転維持管理体制の計画
    • 維持管理マニュアルの作成
    • 技術トレーニング

ニカラグア共和国

ニカラグアの地図

地熱 - ニカラグア共和国

ニカラグア国ニカラグア南西部地熱開発に係る情報収集・確認調査

モンバチョ火山及びカルデラ・デ・アポヨにおける地熱開発事業に向けて今後掘削調査、環境社会配慮評価、協力準備調査等を実施するために必要とされる情報収集及び確認のため、MT法電磁探査、環境予備調査、実施機関の体制及び地熱開発に係る現状等の調査を行うとともに、地熱開発に係るニカラグア技術規定の作成に関する支援を行いました。

実施した業務の内容は以下の通りです。

  • 地熱資源調査
    • 既往の資源調査結果のレビュー
    • リモートセンシング解析
    • 地質調査
    • 地化学調査
    • 物理探査(MT/AMT法電磁探査)
  • 地熱資源総合解析
    • 地熱系概念モデルの構築
    • 地熱資源量の概略試算
    • 掘削計画の策定
    • GISデータベース構築
  • 環境社会配慮
    • 環境予備調査
  • 地熱発電事業・設備/経済性・財務性/関連法規
    • 地熱発電事業の概略計画(地上設備の概念設計を含む)
    • 地熱発電事業の経済性・財務性の予備的評価
    • 地熱開発関連法に係る情報整理(地熱開発に係るニカラグア技術規定策定支援を含む)

コロンビア共和国

コロンビアの地図

地熱 - コロンビア共和国

ルイス火山地熱プロジェクトにおける試掘計画策定のための助言及び試掘中のサポート業務

本業務では、当該地域の地熱資源に関する既存のデータを分析し、地熱貯留層を評価するための追加調査を実施して、フィールドの適切な開発シナリオを提言しました。

当社が実施した業務は以下の通りです

  • 過去のPreF/S調査のレビュー及び地熱貯留層の評価
  • 試掘井掘削の入札図書と仕様書のレビュー
  • 掘削の入札プロセスの技術サポート
  • 地熱資源と地上設備に関するフィールド調査
  • フィールド開発計画、発電代替案、発電所の概念設計
  • 発電プラントの詳細設計とフィールド開発のための概念設計と仕様
  • 試掘の契約プロセスの監理

ガーナ共和国

ガーナの地図
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送配電 - ガーナ共和国

アクラ中心部電力供給強化計画

ガーナ国は2010年当時、順調な経済成長を背景に、水力やガス開発を通じた発電容量の増強と経済拠点への送配電設備の強化を進めていました。しかしながら国内の需要増加に追い付かず、首都圏や大都市における電力供給の不安定化や電力不足が顕著であり、適切な設備更新、増強が急務な状態でした。この状況を踏まえ、日本政府はガーナ国において最も電力需要の高いアクラ首都圏中心部への電力供給増強に資する、送配変電設備を無償資金協力にて供与することを決定し、ガーナ国と合意しました。  西日本技術開発はアクラ首都圏への電力供給強化を目的とし、161kV アクラセントラル変電所の新設工事のため、以下の業務を実施しました。

  • 変電所、開閉所建設に係る基本設計及び現地調査
  • EPC業者入札支援
    • 入札書類の評価
    • 落札者との契約交渉支援
  • 建設段階
    • 工事監理業務
    • 承認図書類の確認と承認処理
    • 工場試験の立会検査
    • 現地工事監理
    • 現地試験立会

プロジェクトの実施により、アクラ首都圏の医療、教育機関を含む公共サービスや一般・産業需要家のおよそ3割に対し安定した電力供給を行うことが可能となるとともに送配電ロス低減によるCO2排出量削減にも寄与しました。

ボリビア多民族国家

ボリビアの地図
当社によるソル・デ・マニャーナ地熱地帯でのENDE職員向けの
OJT実施状況。(写真:西日本技術開発)

地熱 - ボリビア多民族国家

ラグナコロラダ地熱発電設備建設事業調査

本業務では、ENDE(ボリビア電力公社) がラグナコロラダ地熱発電所建設プロジェクトで効果的な役割を果たすため、噴気試験とそれに伴う環境モニタリングを実施して、得られた試験データを用いて技術移転を行うと共に地熱開発に関わる技術の全般的な理解促進を行いました。さらに得られたデータで貯留層シミュレーションや硫化水素分布濃度シミュレーションを実施して、試験データの解析技術とその結果を用いた地熱開発への応用に関する技術移転も実施しました。当社が実施した業務は以下の通りです。

  • 環境モニタリングに係る技術移転
  • 坑井試験に係る技術移転
  • 地熱資源量評価に係る技術移転
  • H2S 拡散シミュレーションによる大気質影響評価

ペルー共和国

ペルーの地図

地熱 - ペルー共和国

ペルー国地熱発電開発マスタープラン調査プロジェクト

本業務では、ペルー共和国の地熱開発有望地点の地熱資源量を評価し、電力需要等に基づく全国地熱発電開発計画(マスタープラン)を作成して、同国の地熱発電開発を促進することを目的として、以下の調査を実施しました。

  • ペルーの電力事情に関する調査
  • 地熱資源評価
  • 地熱発電開発の法令や政策に関する調査
  • 地熱有望地点の選定
  • 環境社会配慮調査
  • 送電線と変電所の調査
  • 地熱発電開発のマスタープランの策定

インド共和国

インドの地図

地熱 - インド共和国

ウッタラーカンド州における地熱発電事業に関する調査

西JECは、インド共和国向け地熱発電開発のフィージビリティスタディを実施し、ウッタルカンド州をモデルフィールドとした今後の地熱開発計画を提案しました。

WEST JEC では、以下の調査を実施しました。

  • インド北西部とウッタラーカンド州の電力事情に関する研究
  • 地熱資源評価
  • 社会環境アセスメントに関する研究
  • 送電線と変電所の研究
  • 地熱発電所のフィージビリティスタディ
  • 開発計画
  • 実施計画の策定
  • 経済評価