西日本技術開発に入社したきっかけは?
大学3年の頃から地熱について研究していました。一旦就職活動を始めたものの、もっと学んでから社会に出て専門性を発揮したいという思いが強くなり、大学院への進学を選択。大分県の別府で温泉や火山に関する研究を行いました。自分が学んできた知識をダイレクトに活かせる企業は日本に数社しかなく、その1社が当社でした。地熱に関する調査だけではなく、掘削工事、発電所の設計、稼働後のメンテナンスまで一貫して関われる地熱の総合コンサルタントである点に魅力を感じ、業界トップクラスの技術力や実績を有する当社への入社を決めました。

仕事で楽しいこと・辛いこと
地熱発電所を建設するにあたって、適した場所を見定めるための初期段階にあたる地表調査を担当しています。地層や湧出する温泉成分を分析するなどして、地下の構造をモデル化する仕事です。また、稼働中の地熱発電所周辺の地下水などを定期的に測定し、将来的な発電量の参考になるデータを提供することも私の役目です。業務内容が多岐にわたり、複数の案件が重なると手が回らなくなるので、やれることを後回しにせず、業務を溜め込まないように心掛けています。この仕事をしていなければ立ち入ることができない山中での調査、誰もやったことがないガスや温泉の分析といった業務の連続なので、好奇心が日々刺激されています。

仕事で成長を感じたエピソード
調査結果を資料にまとめ、成果物としてお客様に提出、説明するまでが私の仕事です。入社して間もない頃は研究者目線での資料しか作ることができず、調査の目的や背景、発電所を建設するにあたってのお金に関する現実的な面など、お客様が必要とする情報とのギャップに悩んでいました。経験を重ねることでデータから分かる専門的な内容をお客様目線で落とし込めるようになり、プレゼン中にお客様からの質問が増えてきたことに成長を感じます。まず理解してもらい、そこから生まれた疑問に答えることで信頼関係を深めていける点にやりがいを感じます。以前は資料をまとめるだけで精一杯でしたが、今ではお客様から想定される質問とその回答まで事前に準備できるようになりました。
