西日本技術開発に入社したきっかけは?
日本国内で電力を安定的に供給する上で、原子力発電は今後も必要であると学生の頃から考えていました。そして、昔も今も、原子力発電に関するスペシャリストの存在が発電所を支えているという点に思いを巡らせ、次は私がそのスペシャリストの一員として、電力の安定供給に貢献したいと考えたことが、西日本技術開発に興味をもったきっかけです。原子力発電関連の企業をいくつか検討しましたが、当社であればコンサルタントとして原子力発電に係る技術提供を通じて発電所の稼働に携わることができるので、自分の希望に合致する第一志望の企業でした。
仕事で楽しいこと・辛いこと
私は定期検査で原子燃料を交換する際、原子燃料を炉心にどう配置すれば安全で経済的となるかについて解析を通して検討する業務を担当しています。入社1年目はシミュレーターの操作に慣れるだけで精一杯。上司から指摘を受けるポイントだらけで、途方に暮れたこともあります。今思えば、高い壁に立ち向かっていた入社1年目が一番苦しかったですね。その壁を乗り越えることができたのは、先輩方がその都度アドバイスをくれたおかげです。徐々にではありますが、自分の予測とシミュレーターの結果が合致するようになり、仕事が面白くなってきました。また、私たちが提案した燃料配置によって、実際に原子力発電所が稼働した時には、大きなやりがいを感じています。
事業部の強み
私が担当している取替炉心解析業務の他にも、原子力事業本部では、定期検査のサポートや設備改造の支援、発電所の業務管理システムや設備保全システムの開発・運用など、原子力発電所にまつわる多種多様な業務を担っています。そのいずれもが、高い専門性や経験を必要とするものであり、お客様からも、当社がこれまで培ってきた高度な知識や技術を評価していただいています。原子力発電にこれほど特化して、深い知見をもった企業は希少だと思います。私自身、ゆくゆくは炉心解析以外の業務にもチャレンジして、原子力発電に関するエキスパートになることが将来の目標です。